新NISA

新NISA口座開設のやり方を図解で解説。楽天証券で投資をスタート!

2024年2月3日

2024年に始まった新NISAの準備はできていますか?

最近、投資や新NISAに関するメディアやインフルエンサーの発信を目にして、資産運用を検討している人は多いのではないでしょうか。
私も2018年に本格的に資産運用を開始し、昨今の好調な株式市場の恩恵もあって、しっかりと利益を得ることができました。

でも、「どう投資を始めたらよいか分からない」「証券口座の開設ってめんどくさそう…」と思っていませんか?
数年前の私も、右も左も分からない状態で、何とか証券口座の開設にたどり着きました。

そのため、今回の記事では、まだ証券口座を開設していない初心者向けに、ネット証券大手の楽天証券における新NISA口座開設方法を図解で分かりやすく解説します。
この記事を見れば、口座開設における基本を押さえた上で、10分もあれば口座開設を完了できます。ぜひ新NISAを活用し、投資の波に乗りましょう!

新NISAの口座開設とは?

新NISA口座とは?

楽天証券で取引を始めるには、証券口座を開設する必要があります。そして、証券口座にはいくつか種類があります。

  • 一般口座(源泉徴収なし)
  • 特定口座(源泉徴収あり or なし)
  • 新NISA口座

楽天証券では、これらの口座をまとめて総合口座と呼んでいます。

株式や投資信託等での利益(売却益や配当金)には、基本的に税金がかかり、原則として投資家本人が確定申告を行い、納税します。

一般口座は、自分で確定申告を行う必要がある口座です。
特定口座とは、一般口座とは異なり、確定申告などの事務負担を軽減するために証券会社が代わりに申告してくれる口座です。

一般口座か特定口座のどちらかを開く場合、多くの人は「特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば、間違いありません。

新NISA口座で運用すれば、運用して生まれた利益に税金が発生しません(非課税)。ただし、今人気の米国株から受け取る配当金については、新NISA口座で運用しても米国で10%が課税されてしまいます。

新NISA口座の開設方法

新NISA口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設できます。各社の条件を比較し、自分に合う金融機関を選びましょう。
おすすめは、SBI証券や楽天証券などのネット証券です。

あさり

我が家も夫婦でSBI証券と楽天証券を利用しており、大満足です!

新NISA口座の開設方法は、以下の3つです。

  • オンライン開設おすすめ
    口座開設にかかる時間が最短+オンライン上で完結
  • 郵送開設
  • 店頭開設

口座開設前に理解すること4選

新NISA口座は1人につき1口座しか開設できない

あとで金融機関の変更もできますが、その場合は別途手続きが必要で、余計な手間がかかってしまいます(金融庁「NISA Q&A」)。

手数料の安さや取扱商品の豊富さ、クレジットカード決済の対応額など、各社の条件を比較し、自分に合う金融機関を慎重に選びましょう。

前提は長期投資のため、先々でポイント還元率の改悪など、ある程度の改悪は起こるものと考えています。改悪内容と金融機関を変更する手間を天秤にかけて判断する必要がありますが、コロコロと金融機関を変更することはあまりおすすめしません。

子育てや家庭のことなど、もっと大切なことに時間を使ってほしいからです。

開設や維持にはコストがかからない

口座開設、維持自体は無料です。
実際に、投資商品を選び、投資をスタートさせると管理費用などが発生します。

証券会社が潰れても資産は返ってくる

銀行が潰れてしまった場合に、1,000万円(+利息)までの預貯金は戻ってきます(金融庁「預金保養制度」)。

証券会社の場合は、お客さんから預かった資産と証券会社自身が保有する資産を分別管理しています。そのため、証券会社が潰れてしまった場合も、預けている有価証券やお金は戻ってきます

金融商品取引業者が預かる顧客の有価証券や金銭などの資産を、証券会社自身が保有する資産と明確に区分して管理することにより、証券会社が万一破綻した場合でも、顧客の資産が保護されるような管理方法のこと。

日本証券業協会「分別管理」

損益通算や繰越控除の対象外

特定口座の場合は、確定申告によって損益通算や繰越控除が利用できますが、利益に対して課税されます。

新NISA口座では、損失が出ても税負担を軽減する手段がありません。そのため、NISAでの損切りは慎重に判断する必要があります。

ただ、非課税で運用できる新NISA口座を利用しない手はないので、「損した場合は新NISA口座は不利」とだけ覚えておけば大丈夫だと思います。

楽天証券の口座の開設手順9ステップ

楽天会員であれば、スマホやパソコンを使って5分程度で口座申し込みが完了します。

マイナンバーカードや運転免許証などの必要書類を準備の上、以下の開設手順に沿って、画面を見ながら操作をしてください。

口座開設手順

  1. 「いますぐ口座開設」ボタンをタップ
  2. 楽天会員情報を入力
  3. 楽天証券から届くメールのURL先をタップ
  4. スマホで本人確認書類または書類アップロードで本人確認書類を提出
  5. 個人情報を入力
  6. 口座種別の選択
  7. その他サービスの申し込み
  8. パスワード設定
  9. 楽天証券からログインIDをメールで受け取る

なお、楽天会員でない方は、事前に会員登録(無料)をしておくとスムーズです。

楽天証券HP内の「いますぐ口座開設(無料)」ボタンをタップ

楽天会員情報(ID、パスワード)を入力

楽天証券から届くメールのURLをタップ

本人確認書類または書類アップロードで本人確認書類を提出

本人確認手順

  1. 「運転免許証」または「個人番号カード(マイナンバーカード)」を選んで、「次へ」をタップ
  2. 「本人確認書類の撮影手順へ」をタップ
  3. 画面の指示に従って、実際に撮影を進める

スマホ撮影による本人確認書類の提出で、最短翌営業日に口座開設が完了するため、最もおすすめの方法です。

パソコンから本人確認書類を提出する場合は、あらかじめ本人確認書類を撮影した上で、画像をアップロードする必要があり、口座開設完了まで5営業日ほどかかります。

個人情報を入力

氏名や生年月日、郵便番号、住所、電話番号などを画面に沿って入力します。

あさり

ここまで終われば、残り半分をきってます。あと少し!

口座種別の選択

口座種別の選択手順

  1. 納税方法の選択
    確定申告が不要の「特定口座(源泉徴収あり)」おすすめ
    新NISA口座だけを開設したい方でも、特定口座または一般口座の開設が必要(口座の維持手数料は無料)
  2. NISA口座の部分で「開設する」にチェック
  3. 「初めて開設する」または「他社から乗り換える」のどちらかを選択

その他サービスの申し込み

新NISAの口座開設と同時に、「楽天銀行」や「楽天カード」、「iDeCo」「楽天FX口座」などの申し込みが可能です。

全て申し込まない場合でも、新NISA口座の開設はできますし、後からこれらのサービスに申し込むことも可能です。
「今回は口座開設に集中したい!」という方は、チェックをつけなくて大丈夫です。

おすすめは「楽天銀行」と「楽天カード」です。これらの楽天サービスの組み合わせは、使い勝手が良く便利で、ポイント還元の面でもお得です。
私はこれらに加え、「楽天モバイル」「楽天ふるさと納税」も利用しており、これまでに40万円分の楽天ポイントを獲得しています。

パスワード設定

いよいよ最後の項目です。

  1. ログインパスワードを設定
  2. 「規約等の確認へ」をタップして確認
  3. 「申し込む」をタップ
  4. 「申し込みが完了しました」と画面に表示される
あさり

これで新NISA口座の申し込みが完了です。本当にお疲れ様でした!
NISA口座を開設できたあなたは、日本国民の13%以内に入ったと言えます。
(2023年9月末時点で、NISA口座数は1,356万口座。成人人口約1億人)
「NISA口座開設・利用状況調査結果(2023年9月30日現在)について」日本証券業協会

楽天証券からログインIDをメールで受け取る

楽天証券での審査後(申し込みから1〜3営業日経過後)、楽天証券から以下のような件名でメールが届きます。

  • 「【重要】【楽天証券】口座開設完了とログインIDのお知らせ」

「ログインID」とパスワードが記載されているので、ログインして初期設定を行いましょう!

口座開設で疲れてしまった方は、一旦ここまで読んだら、休憩しても良いと思います。楽天証券からメールが届き次第、ここから読み直して初期設定を行なってください。

新NISA口座の開設が終わったらやること1選

楽天証券の初期設定

楽天証券での審査完了後、上のようなメールでログインIDが送付されます。
ログインIDは変更ができないため、大切に保管する必要があります。

ログインIDとパスワードを入力して、ログインします。

初期設定の手順(5分で完了)

  1. 取引暗証番号設定(メモなどに残す)
  2. 投資に関する質問に回答
  3. 勤務先登録
  4. 国籍登録

まとめ

今回の記事では、楽天証券における新NISA口座の開設方法について解説しました。

楽天証券は、お得なサービスやコンテンツが充実しており、初心者でも操作画面が見やすいため、おすすめのネット証券です。
口座開設できた方は、投資のスタート時点に立ったと言えますので、ぜひこの調子で投資をスタートしましょう!

次回以降の記事では、実際に投資を始められるように、積立設定や銘柄(商品)選びについて図解を用いて解説していきます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人
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あさり

AGA専門クリニックに14年勤務する会社員。 2017年から楽天経済圏を活用し、39万円分の楽天ポイントを獲得。2018年からiDeCo、2020年からつみたてNISAを開始。 子どもの長期入院の経験から「お金の不安から大切な時間を守る」をテーマにブログ執筆、金融Webライター(FP2級)として活動中。X(旧Twitter)でも情報発信中。 得意ジャンル「投資(iDeCo、NISA)」「節税」「楽天経済圏」

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